住宅ローンの金融機関選びは、安易に考えると長い期間後悔をして無駄なコストを投じる可能性があります。

住宅ローン金融機関の選び方

人生最大の買い物とも言える、マイホームの購入。

 

普段はキャッシングや分割払いなどのローンとは無縁という堅実派の人でも多くの人が家やマンションを買う時だけは住宅ローンを利用して購入しています。

 

マイホームイメージ画像

住宅ローンをどこの金融機関から借りて組むかはとても重要で、何十年という長い年月で見れば、住宅ローンの選択次第で数百万円という金額差が出る事もあるので慎重に選ぶ必要があります。

 

 

 

審査が通りやすいかを確認する

住宅ローンを組んで家を購入する場合は、まずは審査に通るかが大前提になってきます。

 

気に入った物件を見つけて自分の中での返済計画が成立したとしても、ローンの審査に通らなければ意味がありません。

 

ローンが容易に通るのであれば、本当にお得な住宅ローンを探す事から始めるべきですし、審査が通るか通らないか微妙なラインであれば、まずは審査が通り融資可能となる可能性が高い金融機関で選ばなければいけません。

 

 

住宅ローンの借り入れ額は金融機関によって異なる

 

住宅ローンの審査は、通る・通らないなどの単純な話だけではなく、
金融機関によっていくらまでなら融資可能か?という審査も行います。

 

A社では3,000万円まで融資可能の審査がおりても、
B社だと2,500万円までしか融資できないと言われてしまう可能性があります。

 

この借り入れ額は審査を受ける人の年収や雇用形態・職種や頭金などにもよって変わってきます。

 

概算の融資可能額はどこの金融機関でも比較的容易に審査してくれますので、まずは1社どこでも良いので、住宅ローンを組む場合にいくらまで融資可能か?を審査してみると良いでしょう。

考える女性

 

もし希望融資額よりも大幅に上回る金額を融資可能との審査が出た場合は、他の金融機関でも審査を通過できる可能性が高くなり、希望融資額に審査で言われた融資上限額が満たない場合やギリギリの場合は、希望融資額までの審査が通る金融機関を探すか、購入予算・購入時期を考え直していく事が必要となります。

 

 

雇用形態や建物の基準で選択肢が狭くなる事も

 

雇用形態が正社員ではないのであれば、一般の銀行では審査が通る可能性が低く、フラット35などの商品を選ぶ事が必要になる場合もあれば購入予定の建物の基準がフラット35で定められている基準に適合していない時は一般の銀行の通常の住宅ローンを検討する必要があります。

 

自分や購入予定の家などの立場を把握して、利用不可の住宅ローンを除外していく事から始めるのが金融機関選びの第一歩です。

 

 

 

金利タイプや返済方法を選ぶ

住宅ローンの金利タイプは固定タイプ変動タイプなど、さまざまな商品があり、ひとつの金融機関でも複数の住宅ローンの商品を扱っている事も多いです。

 

住宅ローンの商品でだれにでも最適な商品は存在せず、それぞれの商品にメリットデメリットがあります

 

自分に合ったタイプの住宅ローンを選んでいく必要があり、金利だけではなくて、返済方法も大きなポイントとなります。

 

住宅ローンは余力資金ができた時には繰り上げ返済をしていく事が可能で、積極的に繰り上げ返済をしていく事で返済期間を短縮し、支払う金利を軽減する事が可能となります。

 

繰り上げ返済のルールは各住宅ローンの商品によってさまざまで、毎月少しずつでも返済していきたい人は繰り上げ返済の手数料が無料で1万円単位など小額な金額での繰り上げ返済が可能な商品を選ぶと良いです。

 

自分の手元にお金を残しておくと、ついつい無駄な事に使ってしまうので、小まめに繰り上げ返済したいという考えがある人はこういった繰り上げ返済に有利な商品を選ぶ事でメリットが多くなります。

納得する女性

 

繰り上げ返済は、自分の手元である程度まとまったお金を作って年に1~2回まとめて行えば良いと思っている方は繰り上げ返済の利便性よりもその他の条件を重視すると良いでしょう。

 

固定金利と変動金利の違いを知って、金利タイプや返済方法で自分に合っていそうなプランを考える事からはじめると良いでしょう。

 

 

 

ある程度の方向性が出たら、各金融機関の金利比較を

  • 金利が固定タイプか変動タイプか?
  • 希望融資額はいくらで、借入期間はどうするか?
  • 繰り上げ返済に対する考え方はどうするか?

 

など、ある程度の方向性が出たら、続いて各金融機関の金利比較を行います。

 

金融機関によっては複数の住宅ローン商品を扱っていますが、方向性で決めたタイプの住宅ローンの商品の中から、総合的に考えてお得感が高い金融機関を決めていくようにしましょう。

 

 

 

中古住宅の場合は注意が必要

住宅ローンを検討する場合に新築住宅や新築マンションであれば、購入から引渡しまでにある程度の期間の余裕があります。

 

購入する物件を決めてからファイナンシャルプランナーに相談したり、住宅ローンの商品をしっかり見直す事も可能ですが、中古住宅の場合は決めてから受け渡しまでの期間が非常に短い場合もあります。

 

住宅ローンは申込をしてから融資が実行されるまで1ヶ月前後かかる事が多く、中古住宅で購入を先に決めてしまうと、受け渡し日の都合ですぐに住宅ローンの申込をして融資実行日を決めるように急かされる事があります。

 

中古住宅を検討する場合は、物件探しよりも前にある程度住宅ローンの商品を決めておく事で時間に負けてしっかり検討せずにローンを組んでしまう状況を避ける事ができます。

 

 

中古住宅は諸経費が高い

 

不動産を購入する際には新築・中古問わず諸経費がかかりますが、中古住宅は購入単価に対して諸経費の割合が高い傾向があります。

 

中古住宅を購入してローンを組む際は、あらかじめ住宅価格よりも10%以上高い予算でローンを組める手続きを進めておく必要があります。

 

必要最低限の金額で審査を受けていて、後から想定以上の経費がかかり、融資希望額を増やそうとすると再審査に時間がかかってしまう場合もあります。

 

 

 

最近注目を高めているネット銀行

住宅ローンを取り扱う金融機関で近年注目度が増してきているのがネット銀行です。
変動型金利を得意としている傾向が高いですが、メガバンク系よりも低金利かつ利便性が高いサービスを行っているケースもあります。

 

一度検討だけはしてみる価値があります。

 

住宅ローンに力を入れているネット銀行は、

  • ソニー銀行
  • 住信SSBI銀行
  • 新星銀行

などがあります。

 

 

 

ローンのことと同じくらい真剣に考えたほうがいい「売却」のこと

マイホームを購入するにあたり、住宅ローンの金融機関選びと同じくらいじっくりと考えたほうがいいことがあります。それは、マイホームを売却することになった時のことです。

 

「今から購入するのに、なんでそんなこと考えなきゃいけないの…?」と思う方もいらっしゃると思いますが、購入する物件の立地などを十分吟味しないと、不動産価値の低い物件を購入してしまった場合、将来マイホームを売却することになった時に売却金額に大きな差が出てしまうからです。

 

不動産査定を比較できるサイトもあるので、一度目を通しておくといいかもしれません。
マイホーム購入は、「今」だけでなく、「未来」も見据えることが大切なのです。